自衛隊最高幹部が語る台湾有事

https://www.shinchosha.co.jp/book/610951/

台湾有事とは有り体には、中華人民共和国による中華民国への支配につながる一切の行動である。

本書では、自衛隊幹部による図上演習により3つのシナリオに基づいて、台湾有事を想定した議論をしているだけでなく、4つ目のシナリオとして有事をどのように終わらせるかという点をも検討している。

シナリオによれば全面的な軍事侵攻だけではなく、いわゆる超限戦(ハイブリッド戦)を想定し、たとえば漁船団を装った民兵が尖閣諸島に上陸するというような軍の行動とは一見して認められないようなケースや、海底ケーブルの切断による台湾孤立化なども想定に含め、有事vs.平時という日本人が陥りがちな議論を牽制する。

台湾有事の場合の居留民救助も、「国内問題なので手を出すな」という主張を想定したり、米軍が台湾支援に注力するために日本の南西諸島が手薄になる、救済を拒絶する日本人の存在、中には工作員もいるかもしれないなど、具体的に考えるほどに現実味のあるシナリオは、フィクションでありながらもフィクションではない緊張感がある。

対する日本の政策はないに等しい。情緒的平和主義に毒されてしまったかのように見える国で世論を形成していくことの難しさを再認識し、この間も、敵は着実に準備を進めていることを知っておかねばならない。

奇しくもこの本を読み始めたら、中国による台湾攻撃演習が開始された。


Good Service

Good Service
DX時代における“本当に使いやすい”サービス作りの原則15

http://www.bnn.co.jp/books/10777/

サービスとは誰かが何かをすることを助けることである。

この定義に基づき、良いサービスを提供するための15の原則を掲げる。システム開発に当たっての要点としても考慮しておくべきポイント。

  1. 見つけやすい
  2. 目的が明確である
  3. ユーザがサービスに期待することを定義している
  4. ユーザが自分の目的を果たせる
  5. ユーザに馴染みある仕組みできのうする
  6. 予備知識がなくても利用できる
  7. 組織構造にとらわれない
  8. 必要最小限の手順で目的達成できる
  9. 首尾一貫している
  10. 袋小路がない
  11. 誰もが平等に利用できる
  12. ユーザとスタッフの正しい行動を促す
  13. 変更にすばやく対応できる
  14. 法定理由を明確に説明する
  15. 対人サポートを受けやすい

Linuxmint21

Ubuntu22.04のリリースに伴ってLinuxmint21がリリースされていた。
早速アップグレードしてみようとしたが、これまでと違ってインストールされているパッケージのダウングレードを求めてくるなど、面倒になった。

現バージョンに特に不満があるわけではないので、ポイントリリースまで待って様子を見ることにする。




Ubuntu 22.04LTSリリース

Ubuntu22.04LTSは予定通り2022年4月にリリースされている。
しかし、すぐにアップグレードはしない。
なぜなら、3ヶ月後の22.04.1のポイントリリースと言われるバージョンを待っているからだ。

ポイントリリースが出されると、直前のLTSから最新のLTSへの自動更新ができる点が便利。
加えて、メジャーリリース後の色々な不具合が修正されている。

たまたま、ポイントリリースが7月になかったので調べていたら、今日だった。

https://kledgeb.blogspot.com/2022/03/ubuntu-2204-48-ubuntu-22041-lts.html

週末にでも取り組もう。

追記2022-08-06
ポイントリリースが当初の予定から8月11日に延期されたらしい。バグが見つかったと。
https://discourse.ubuntu.com/t/ubuntu-22-04-1-delayed-until-august-11/29859

追記2022-08-13
ポイントリリースが出ていたので、アップグレードしてみた。
開始 0947
ダウンロード開始 0950
ダウンロード終了 1004
インストール終了 1143
クリーンアップ終了 1156
と大凡二時間と少しで終了。

通常ならこちらのサイトに出ているはずの日本語REMIXが出ていなかった。
https://www.ubuntulinux.jp/products/JA-Localized

そのため探していたら、リポジトリの追加はできるようなので、早速対応。
http://moebuntu.blog48.fc2.com/blog-entry-1584.html?sp

今回、難しかったのはインストール直後にブラウザのFirefoxが起動しなかったこと。

原因はよくわからないが、カーネルのバージョンが古いままでインストールを反映していなかったことで、snap対応になったfirefoxがsnapにより設定された何かが原因で起動できないものらしい。
これはUbuntuが外付けHDDとは言え、本体のSSDにインストールされているLinuxmintが古いカーネルを使っていることから、一旦MINTに戻ってカーネルを新しいものに変更しMINTが起動することを確かめた上、再びUbuntuに戻ってFirefoxを起動したら、最初は時間がかかったものの起動できた。

なお、Firefoxが使えなくてもchrome-browserをインストールして調べものはできる。