Linux化計画(5)–ヘッドレスでSSH

RPを購入しまずは電源を繋いでLEDが点灯することを確かめます。
いったん電源を切って、次に、SDカードを入れて再度電源を繋げば、SDカードの中のRaspbianが起動してくれるらしいです。

ここで、自分がチャレンジしているのは、モニターもキーボードも使わないRP単独でPCからアクセスる方法の確立。
画面やキーボードなしを「ヘッドレス環境」というらしいです。

いろいろ当たってみると、sshが使えないとRPにはアクセスできないようです。SSHからIPアドレスを指定してアクセスするという方法で簡単にできますよ~と書かれているサイトはみなMACユーザばかり。が~ん。

さらにいろいろググってみましたが、Windows側に何かをインストールする必要があるとかないとか。単にSSH使いたいだけなのに。・・・と調べていたら、Windows10のPowerShellで使えるOpenSSHというのがあるらしいではないですか。

ダイトロン株式会社
sshをWindowsコマンドプロンプトで実行する手順
投稿日:2016年07月11日

sshをWindowsコマンドプロンプトで実行する手順


https://github.com/PowerShell/Win32-OpenSSH

容量も小さいので早速ダウンロードしてインストール。単にコピーするだけですのでインストーラなどありません。
但し、フォルダをコピーした瞬間、ノートン様が起動し、ssh-agent.exeを危険なソフトとして削除してしまいました。ssh.exeについては警告は出すものの、削除はしませんでしたので、そのまま使えそうです。
とりあえずpathを通しておきました。

さらに、RP側の設定も必要です。Raspbian JessieのNov 2016より、それまでデフォルトでSSHが有効だったのが無効になっているようです。つまり、イメージをそのまま起動させても、SSHによるアクセスは受け付けてくれない(´・ω・`)

これにも回避策が紹介されていて、/boot/sshという空ファイルを作っておくと、SSHが有効モードで起動して、空ファイルは削除されるみたい。

こちらを参考にしました。

Raspberry Piをディスプレイ・キーボード・マウス無しの三重苦でもセットアップする方法

Raspbian 2016-11-25リリース

Raspbian 2016-11-25リリース

blacknikka
Raspberry Pi マウス・キーボード無しでインストールに挑戦
http://blog.bnikka.com/raspberrypi/raspberrypi-install.html


Linux化計画(4)–Raspbianブート前のSSH設定

RSオンラインのサイトを見ていたら、なんとなくRPとACアダプタのセットが目に入り、ケースも含めて思わず「ぽちっ」と。
本家本元なので何も懸念はなくしかも少しお得感があったのでついつい。

ついでに、Jessieの2016年11月版では、セキュリティ関連の対策から、SSHが標準で無効になっていることを確かめ、ヘッドレスアクセスの場合の対策を調べました。

本当に動くかどうかはわかりせんがとりあえず、/boot/にsshを書いておけばよいらしいです。
SDカードの中を見ると、bootディレクトリというのはありません。おそらくLinuxの中ではディスクという概念がないようなので、SDカードがbootという名前がついているので、そのことを指していると考え、SDカードのトップディレクトリに、sshを作っておきました。

こちらを参考にしました。
Japanese Raspberry Pi Users Group
Raspbian 2016-11-25リリース

Raspbian 2016-11-25リリース

A security update for Raspbian PIXEL
https://www.raspberrypi.org/blog/a-security-update-for-raspbian-pixel/

1月12日追記
ラズパイが来てしまいました。ケースと一緒なら4日待ちということだったのですが、本体と電源アダプタだけ先に届きました。不覚にもLANケーブルがないことに気が付き、結局何もできません。無線LANはルータを認識させるためにSSIDを登録しなければならんのですが、SDカードに書き込んでできるのかな??とほほ。


Linux化計画(3)–SDカードの領域について

前回、気になったFAT32によるSDカードの領域がWindows10からは64MBしか見えないという点について調べてみました。

こちら

FAT32Pi: Windows PC と Raspberry Pi でSDカードを共用
http://qiita.com/UedaTakeyuki/items/1b9708cd40d5f83d4b7c

要は、RPが認識するブート領域としてのFAT32はそれだけで十分であり、ブートされたのちに読み込まれるデバイスがext4という領域を再度読みに行くようになるらしい。

そういうわけで、ブートローダがおかれる領域としてはその程度あれば十分なので、あとはHDDなどにLinux本体を入れても構わないようです。その辺はこちらにあります。

純規の暇人趣味ブログ
Raspberry PiをUSB(HDD)で起動させる
https://jyn.jp/raspberrypi-usb-boot/

いろいろと工夫できるところが楽しいですね。


Linux化計画(2)–SDカード焼き付け

OSのダウンロードが無事に終了したので、今日はMicroSDカードにOSのイメージを書き込む作業をします。
どうやらダウンロードしたファイルをそのままカードにコピーすればよいというわけではなく、ブート部分も含めて「焼き付け」するような感じです。

焼き付けツールはいろいろあるようです。
日本版ではSilicon Linux社のDD for Windowsというツールが便利そうです。
http://www.si-linux.co.jp/techinfo/index.php?DD%20for%20Windows

ラズパイコミュニティでは、Etcherというのがあるようです。
https://www.raspberrypi.org/magpi/pi-sd-etcher/

新しそうなのでEtcherを使います。
イメージファイルを選択して、焼き付け先のメディアを選ぶだけですので、簡単です。
メディアは、東芝microSHDC UHS-I(SD変換アダプタ付き)16GBを購入。近所のコジマで1922円でした。
Class6以上ということだったのですが、店頭にあるのはClass10ばかりで選択の余地なし。
Max Read Speed 40MB/sとなっていますが、Writeは平均で10MB/sという表示でした。
大体7分程度で焼き付けは終わり、Validationで同じくらいの時間がかかったので、全体で15分くらいというところです。

ところで、SDカードに焼き付ける前にカード自体のフォーマットが必要です。
https://www.sdcard.org/downloads/formatter_4/

私は最初にフォーマットせずにいきなり焼き付けに入り、15分程度で終わってしまいました。
焼き付け自体はうまくいったのですが、フォーマットしていないので領域が64MBしかとれていません。
1G以上あるイメージファイルなのにSDカードのドライブが64MBというのは変ですね。
(追記)
フォーマットしても上記の状態は特に変わりませんでした。
もしかするとLinuxのブートイメージの部分とwindowsで認識できる部分に違いがあるのかもしれません。
ということで、このまま先に進んでみます。まあ、やってみなはれというところでしょうね。

こちらを参考にしました。

純規の暇人趣味ブログ
Raspberry Pi 3を買ってみた、必要な物やOSのインストールなど
https://jyn.jp/raspberrypi3-getting-started/#i-2

karaage
Raspberry Pi 3でRaspbian Jessieをセットアップする方法
http://karaage.hatenadiary.jp/entry/2016/04/03/080000


Linux化計画(1)–Raspbian Jessieのダウンロード

今年の重要な目標の一つに、自宅PCのLinux化がある。OSを勝手に更新されるWindows10の過剰サービスに辟易ししかも余計な機能を止めることもできないという不自由さに我慢がならず、全面的にLinuxに移行したい。

まずはOSのダウンロードから始めた。本家から落とすと時間がかかるというので、こちらのミラーサイトからRaspbianをダウンロード。

http://ftp.jaist.ac.jp/pub/raspberrypi/raspbian/images/raspbian-2016-11-29/2016-11-25-raspbian-jessie.zip

1.4Gもあるので半日かかるが、そこは辛抱だ。

これだけ大きなファイルだとパケ落ちが心配なので、サムチェックをかける。幸いにして、SHA1によるハッシュ値が掲載されていたので、これと比較して同一値であることを確かめることができた。

certUtil -hashfile 2016-11-25-raspbian-jessie.zip sha1

※ここを参考にしました。
TECH PJIN
【windowsでcertutilと叩くと】ハッシュ値の確認―実践編(Windows#2)【実は簡単】

【windowsでcertutilと叩くと】ハッシュ値の確認―実践編(Windows#2)【実は簡単】

今後購入するものとして、
1.Raspberry Pi3 Model B (ケースもね)
2.16G microSD (8G, Class6以上がよいらしい)
3.MicroUSBにつながる電源(5V、2.5Aもいる)
以上は最低限必要。
4.キーボード
5.ディスプレイとHDMIケーブル
の順番だ。

ラズパイはとりあえず最初はリモートアクセスサーバとして運用してみることにする。