Windowsよさらば、そしてUbuntu君よろしく!

PaSoRiをUbuntuで使いたかったのだが、結局はSUICAにチャージするためのサイト側がWindowsしか対応していないので拒絶されてしまうから、久しぶりにWindowsを起動した。

無事にSUICAの処理が終わった頃、案の定というか当然というかUpdateが走りだしたが、45%のところで止まったまま動かない。過去にも同じことはあったので「またか・・(´・ω・`)」と言うのみ。調べてみると、今回のUpdateは高速回線の人でも2時間かかるらしく、低速回線の拙宅では無理。もうWindows10の身勝手更新には暴力的で気が収まらないので、Windows7に戻す決断をした。

とりあえずデータファイルのバックアップはとった。
Windows7のリカバリディスクを入れてインストールを始める。
一時間くらいかかっただろうか。この段階で、Ubuntuは雑誌の付録のDVD一枚で簡単にインストールできたのに、Windowsは4枚もリカバリディスクがあり、随分無駄なファイルがあるに違いない。

ようやく起動環境ができたと思ったら、Windowsが起動してくれない。何度やってもダメ。Windows10のディスクを入れると10をインストールしようとするのでこれもだめ。結局いろいろ試したが、Windowsのインストールは諦めることにした。

そしてUbuntuを起動しようとしたら、今度は起動画面が出なくなった。ブートローダーがWindowsのインストールで壊されたと推定するしかない。処理をしたのは自分だが、意図していない結果である。Ubuntuのインストールの時はパーティションテーブルさえ示して選択させてくれたのに、そしてブートローダはWindowsも選択できるようなメニュ構成になっていたのに、Windows側はそこまでユーザをいじめるのかと呆れるのみ。

しかしUbuntuがブートできないのは困る。

そこで思いついた。そうだ、インストールした時の雑誌の付録DVDはUbuntuの起動だけでもできたのだ。
早速、付録DVDでUbuntuを起動して、Firefoxを立ち上げ、Googleで「Ubuntu ブートローダ 修復」で検索したら、何やらboot-repairというツールを使えば簡単にできるようなことが書いてあるではないか。

http://tylerhandstone.hateblo.jp/entry/2014/05/06/182839
http://www.iandprogram.net/entry/2015/09/28/161057

両方のサイトに共通していたのは以下のコマンド処理で簡単にできますよということ。おそるべしLinux!

~$ sudo add-apt-repository ppa:yannubuntu/boot-repair

~$ sudo apt-get update

~$ sudo apt-get install -y boot-repair

~$ boot-repair

早速やってみた。が、どうも旨く行かない。どこが悪いのかもわからないので、別のページを開いてみた。

https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/Others/RepairMbrWithGrub

そうすると、DVDからの起動オプションでF6を押して"boot=casper"の部分を起動ディスクのパーティションに書き換え(私の場合は、"root=/dev/sda6")をすることで、ブートさせるデバイスを設定できるようだ。

さっそく試してみたら、これが旨く行き、リブートしてみると自分の設定したデスクトップ画面が出てきたのでほっとした。

その後、上のboot-repairを使ってブートローダの修復をした。このツールも親切にできていて、指示通りにやったら特に迷うことなく設定が終わった。

再度PCをリブート。少し時間はかかったが、無事にブートローダが起動できUbuntuの選択肢を含む画面が起動できた。

この瞬間、WindowsからUbuntuへの完全移行が強制的に達成されたことになる。しかもwindowsのアップデートが失敗したことがきっかけとはなんとも皮肉な話だが。もはやWindowsを起動することはないので、この設定は要らないのかもしれないが、いずれ役に立つこともあるだろう。

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