古道探索

地図で渋滞回避の裏道を探していると、意外にも細い道なのだが長く続いている道に出くわすことがある。
現代の道路が開発される前からある旧道である。
私の住んでいる田無という町は江戸時代初期に青梅街道が整備されたときに内藤新宿の次の宿として賑わったらしいが、そういった人の動きが大きければ町は発達しそれを結ぶ道路も太くなる。そしてその町や道路に向かう別の道が新たに作られたりする。
しかし、もう少し大局的に見ると、必ずしも町に向かって放射状に道が集まっているわけではなく、迂回路なのだがなぜかまっすぐにできているような旧道もある。こういった道は町ができる以前からあったさらに古い道である。
そういった古道に沿っていくと、神社があったり、いわれのある石碑が建っていたり、その先には中世の城跡とかかなり古くからある寺院があったりと、かつての「街道」だったと思わせるような道が残っている。
何の役に立つわけでもないが、こういった古道を見つけるのは、なぜかワクワクするのだ。

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