史記(1)覇者の条件

司馬遷(著)市川宏・杉本達夫(訳)徳間文庫2005年

恥ずかしい話だが中国古典を読むのは高校生の漢文以来である。項羽と劉邦にしても読んだことがない。今回は、自分の行く末が見えなくなってきたときは古典に帰れという某先輩の一言を受けて、適当に選んだのが史記であった。

この徳間文庫のシリーズは、字が大きく訳が分かりやすく、原文と読み下し分とが入っているので、大変読みやすく出来ている。

歴史上のエピソードのエッセンスがピックアップされて翻訳されているわけであるが、どうしても全体のストーリの流れを一回は理解しないと、史記が扱っている範囲は余りに広いので、最初は流し読みという感じで読むことにした。理解しながら読んでいるというよりも、全体感を得るためにイメージを掴むという読み方。第一巻は春秋時代まで。

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